【京都検定】古都学び日和

癒しと気づきに溢れる古都の歴史散歩

2020-01-01から1年間の記事一覧

【東山三十六峰を歩く】瓜生山

ミラクル連続の人生初トレッキング 雲一つない秋晴れ、風速0m、絶好のタイミングを見つけて、トレッキング・デビューをしました。 服部嵐雪が「布団着て寝たる姿や東山」と詠んだ、なだらかな稜線が続く東山三十六峰。北端は比叡山、南端は伏見の稲荷山で…

【古知谷阿弥陀寺】心の中で参詣を

長い参道の奥に見えてくる「実相の滝」と懸崖造りの茶室 今行きたいお寺はどこですか?と聞かれたら、真っ先に「古知谷阿弥陀寺(こちだに・あみだじ)」と答えます。 文字通り谷あいにひっそり佇む浄土宗の古刹、京都検定がなければ名前すら知ることはなかっ…

【京都 霊鑑寺】通常非公開。春の特別公開で迎えてくれる椿の数々。

下段左の深紅が「日光椿」(じっこうつばき)。後水尾上皇遺愛の椿です。 (訪問日 2020年3月22日) 庭園に入ってすぐのところに日光椿の木があり、見事な満開でした。見惚れてしまって、写真を撮るのを忘れてしまいました。3年目にして初めてタイミングよく…

【京都府立植物園】天才的数学者 岡 潔 の言葉を添えて

小さく見えるのが比叡山。啄木「やわらかに柳青める北上の」ならぬ柳青める北山の…。 (植物園 北山門付近にて。訪問日:2020年3月18日) 数学者の岡潔(おかきよし)をご存知ですか。数学史上最も偉大な業績を残した学者の一人です。 1901年生まれ1978年に…

【洛西 正法寺】静謐な古刹で心静かにお花見

昨年(2019.3.30 土曜日) 極楽橋で迎えてくれたシダレ桜。 いち早く満開。 この橋の向こうが正法寺。 今回は、お花見客でごった返すことのない、静かで清涼感ただよう早春の「正法寺」をご紹介します。 正法寺(しょうぼうじ)は京都市西京区にある東寺真言宗の…

【大徳寺 龍源院・瑞峯院】個性豊かな石庭の美

龍源院 一枝坦 瑞峯院 「独坐庭」 文字通り「独坐」できました 臨済宗の大寺院、大徳寺には多くの塔頭がありますが、ほとんどが通常非公開です。その中にあって、通年公開しているのは4つのみ。北派の本庵「大仙院」と南派の本庵「龍源院」、塔頭の「高桐院…

【京都検定未出題】中高年で転身したスゴイ人たち その2

奉行所の与力からジャーナリストに転身した神沢杜口(かんざわとこう) 今回ご紹介したいのは、病弱だった前半生から一転、80歳を過ぎても健脚を誇った江戸時代の俳人・随筆家の神沢杜口です。 森鷗外も触発された『翁草』 神沢杜口―諡(おくりな)は貞幹(ていか…

【鞍馬寺】歴史編:宇宙人×古神道×密教×浄土信仰

積雪で鼻が折れた先代に代わり、令和元年に新設された天狗 鞍馬寺の魅力は、雰囲気を直接体感するだけで充分かもしれませんが、その歴史を知ることで、さらに魅力が深まります。神仏と通じた人々の営みによって積み重ねられた歴史を辿ることも、ワクワクする…

【鞍馬寺】体感編:山の霊気を呼吸し、宇宙エネルギーを浴びる

2月4日、立春。3月並みの穏やかな陽気に誘われ、鞍馬寺へ。国宝の仏像に会える霊宝殿は冬期閉鎖中ですが、(新型肺炎の影響もあり)観光客が極めて少ないこの時期、鬱蒼とした自然の「厳しさ」と「優しさ」の両方を肌で感じることができました。 今回のブ…

【京都検定に登場】中高年で転身したスゴイ人たち その1

禅僧から喫茶店の店主(おやじ)になった売茶翁 京都学がなければ出会うことのなかった素敵な人たちがいます。記憶する限り、歴史の教科書には載っていなかったように思いますが、もし載っていたとしても、若い時代には心に響かなかったかもしれません。 年齢…

【神泉苑】気持ちが洗われる聖地

1月なのに梅雨のような天候。きっと浄化の雨。 龍神さまに会いにいってみよう、と思い立ちました。 Location 二条城の南側 押小路通と御池通の間 最寄り:京都市営地下鉄東西線 二条城前 門をくぐって、空を見上げたとたん、厚い雲の中から鏡のような銀色の…

【京都検定1級】合格を目指しつつ巡る歴史散歩ブログ開始

独り占めはもったいない 京都検定1級に4度落ちました。今年5度目のチャレンジです。 古都の歴史・文化はあまりにも幅広く、深く、好奇心をかき立てると同時に、様々な癒しと気づきを与えてくれます。自分一人で味わうにはもったいない!と常々思ってきま…